Perinee care

産後は特に反り腰の状態がそのままになっていることが多いですが、現代の女性は妊娠をしていない方も反り腰の方が多いです。
体は一つの統合体であり、体の各部分は互いに関連し合って働かなくてはなりません。そのためには、常に骨盤に意識を置いて背骨を正しい位置に保つことが大事になりなす。

女性は男性に比べて、骨盤底筋のトラブルが起きやすい。
その主な理由は３つ。

1. 構造の特徴。女性は骨盤が広く骨盤底筋の面積が広い上、尿道・膣・肛門の３つの穴があります。便秘でいきむ行為も、骨盤底筋にダメージをあたえます。
2. 妊娠・出産。重くなる子宮や出産時のいきみによって骨盤底筋は強い影響を受けます。
3. 女性ホルモンの変動。加齢とともに女性ホルモンが減少し、それにより筋肉量が減少して、骨盤底筋の弾力性の低下をまねきます。

ペリネのトラブル

女性は、男性に比べ骨盤の可動範囲が広く、歪みが生じやすいです。
出産後は、出産のために骨盤が通常よりも開いています。

妊娠中のお腹の重みや、出産により歪みや緩んでしまった骨盤底筋を鍛えていくことで、肩こりや腰痛・尿漏れなどの症状を取り除き、より良い育児や産後ライフに繋がります。

また、出産により変化したボディーラ インをキレイにすることができます。
産後ケアを適切に行うことで、尿漏れなどのマイナートラブルや、今後の人生の中で必ず訪れる、更年期での尿漏れなどのトラブルの予防にも繋がります。

エストロゲン低下による主な症状・障害

エストロゲンが減少する頃から、更年期症状、尿失禁や腟炎・性交痛などを自覚することがあります。 閉経後数年を経過すると骨粗しょう症や動脈硬化、認知障害などのリスクが高くなります。

ペリネ機能低下で起こること

• 尿漏れ（くしゃみ、咳、大笑い、大きな声で話す、歌う、叫ぶ、持ち上げる、走る、飛ぶ、歩く）
• 膣に空気が入る
• 性交痛
• オナラが我慢できない
• トイレが間に合わない
• ぽっこりお腹がなおらない

ペリネ機能低下による機能障害

• 無意識性・腹圧性の尿漏れ・尿閉
• 骨盤臓器脱（子宮　膀胱　直腸　小腸　膣）
• 便失禁　排泄障害

もし、このような機能障害になってしまったら、手術を勧められることもあります。

このような症状になる前からできることは、ペリネを鍛える運動をすることです。